笑顔で口笛を吹く姉ちゃんと夕立

少し前、まだ20歳の時、仲良しの3人で韓国の釜山に旅行に向かった。
行ったことのない韓国旅行で、ホテルに1泊2日の宿泊だった。
メインストリートをたくさん見学して、はしゃいでいたけれど、そのうち道に迷った。
日本語は、当然理解されないし、韓国語も全然通じない。
あわてていると、韓国のお兄さんが、レベルの高い日本語で道を話してくれた。
働きはじめる前に福岡にて日本語の勉強をしたとのこと。
おかげさまで、無事、素晴らしい海外見物をすることが可能になった。
次の日、駅で道を説明してくれたその人にたまたまばったり会った。
「ぜひまた」と言ってくれたので、一同韓国が好きな国になった。
いつも予定が合えば韓国への旅が恒例だ。

どしゃ降りの木曜の夜はお酒を
本日の晩御飯は家族と外食なので、少年は期待に胸が高鳴っていた。
何を注文しよう、と夜が待ち遠しくて、いろいろとシミュレーションしていた。
ハンバーグやカレーライス、エビフライにポテトフライ、などなど、メニュー一覧には何が載っているのかと想像していた。
場所は先日オープンした和風レストランだ。
お父さんが運転してくれている車はそろそろお店の駐車場に到着する。
お母さんは助手席でお父さんとお喋りしている。
お姉ちゃんは少年の横で、手鏡で前髪をチェックしている。
少年は車から飛び降りると、喜び勇んで入り口を真っ先に開けた。

薄暗い平日の昼は昔を懐かしむ

あまりない事だけれど、不安定な精神になり、ちょっとのことでも悲しくなった。
これといった原因がないし、急に悲観的になったり、全部無意味に思えたりした。
そんな中、急に仕事がはいった。
その上結構大きな会場での式典で大手の案件だった。
このままではよくないので自分を忘れて夢中でこなしているうちに普段の明るい気分になってきた。
そういえば、あの時、昼間に陽の光を浴びたりしなかったんじゃないか。
定期的に外に出ることも良い事かもしれないと思った。

前のめりで熱弁する友達と擦り切れたミサンガ
きのうは、一カ月ぶりに雨になった。
釣りの約束を友達としていたのだが、雷まで鳴っていたので、さすがに危なくて行けそうにない。
あとで外を見たら、雨がやんだので、やっぱり行こうということになったのだが、釣りに行ける準備をして、行ってみたけれど雨が降ってきた。
雨が止んだことにより釣り場に来ていた釣り人が、あわてて釣りざおなどを車にしまっていた。
餌を解凍して準備していたがもったいなかった。
天気のよい休みにと言って釣り道具をしまった。
明々後日からは晴れらしい。
なので、今度こそ行きたい。

悲しそうに熱弁する家族とぬるいビール

作家、太宰治の「斜陽」大ファンの私は、静岡にある安田屋旅館に行った。
連れとして本をよく読む母。
こちら安田屋旅館は、太宰がこの小説の一部を集中して書くために宿泊した小さな旅館。
廊下を歩くと、ギシギシと、音が聞こえる。
その、太宰治が宿泊した上の階の角の部屋。
青々とした富士山が少しだけ、姿を出していた。
窓から見える海には生け簀があった。
三津浜は来た甲斐あり過ぎ。

息もつかさず熱弁する彼と夕立
ちかこのマンションのベランダにて育てられているトマトは、かわいそうなミニトマトなのかもしれない。
ぎりぎりまで水分を与えなかったり、好奇心でリンゴジュースをあげてみたり、味噌汁をプレゼントしてみたり。
酔っぱらった私と彼女に、ワインを与えられた時もある。
育ての親である友人は、次回絶対トマトジュースを与えてみたいという。
私たちの中でミニトマトの意思は完全に関係ない。

前のめりで体操する君と読みかけの本

太宰の人間失格を読んで、主人公の葉ちゃんの想いも分かるかもしれないと考えた。
彼は人間なら誰しも持ち合わせている部分を、大いに抱いている。
そういった部分を、自身の中だけに積み重ねないでお酒だったり女性だったりで解消させる。
最後は、葉ちゃんの知り合いのマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
そこで、主人公の葉ちゃんは世渡りが下手なんだと、必ず切なく感じてしまう。

自信を持って踊る友達と壊れた自動販売機
仕事の時間つぶしに、箱根の森美術館に入ってから、芸術鑑賞に虜にされている。
驚いたのは、一人でのんびり見にきている方もいたこと。
以来私も、誰かと一緒じゃなくてもいけるし、誰か興味がある人に行くこともある。
江戸博は、期間限定の展示が非常に以来私も、一人でも行けるし、誰か誘って一緒に来てもらうこともある。
江戸博は、イベントがすごく海の見える横須賀美術館には、大好きな谷内六郎の展示が多数ある。
どんな人かと言えば、有名な週刊新潮の表紙絵の人物だ。
それ以外でも、栃木県にある、竹久夢二の美術館で、たくさんポストカードを買った思い出も。
このように、美術にはいつも素敵な経験を楽しませてもらっている。

そよ風の吹く火曜の深夜にカクテルを

働き始めて間もないころ、よく理解していなかったので、目立つトラブルをもたらしてしまった。
悔いることはないと言ってくれたお客さんだが、お詫びの仕方も浮かんでくることがなく、涙が出てきた。
お客さんが、スタバのコーヒーを差し入れと言ってくれた。
誤って2つオーダーしちゃったんだ、と話しながら別の種類のドリンク2つ。
長身で、細身で、すっごく優しい雰囲気をもっていた若い人。
嬉しかったな、と思い返す。

ぽかぽかした火曜の夕方に昔を懐かしむ
友人の知佳子は賢いやつ。
頭が良いなーと思わされる。
とりあえず他者を悪く言ったりはしない。
ん?と感じても、まずはその人の気持ちも重視する。
そうしているうちに、許容範囲が広がるし、我慢強くなれるのだ。
意見を主張し通す事より、こうしている方がチカコにとって優先なのかもしれない。
自分が傷つかない方法、悪いことが起きても糧にする方法をよく理解している。

メニュー